皆さんこんにちは、禍りんねです。
この章では、六分儀ゲンドウ、碇ユイ、冬月コウゾウの3人の出会い、ゼーレ、③セカンドインパクトについて考察したいと思います。まずは、碇ユイ、六分儀ゲンドウ、冬月コウゾウの出会いからお話しします。
六分儀ゲンドウ、碇ユイ、冬月の出会い
セカンドインパクト発生の一年前にあたる、1999年、後に特務機関NERV副司令となる冬月コウゾウは、京都の大学で形而上生物学を研究していました。学生からは人望があったものの、彼には人付き合いを軽視する所があり、よく他の教授から注意を受けていました。
そんな彼でしたが、ある時、教員仲間から生物工学の授業を履修している、碇ユイという学生を紹介されます。
教員仲間「ところで冬月君、生物工学で面白いレポートを書いてきた学生がいるんだがね、碇と言う学生なんだが、知ってるかね?」
新世紀エヴァンゲリオンより引用
人付き合いが苦手な冬月でしたが、碇ユイの屈託のない性格に徐々に惹かれていきます。
碇ユイはゼーレの有力者の子女であり、ゼーレの計画について、深い理解を持っていました。
碇ユイ:最深度情報
碇ユイは、ゼーレの有力者の子女の一人であり、
ゼーレの計画を、それなりに理解できる立場にあった。
ゲンドウはそれを知っており、ユイに近づいた。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用
そして、碇ユイは、学生の頃から突出した成績の生徒であり、後に遺伝子工学の権威となり、エヴァンゲリオンを生み出すことになります。
加持リョウジ「まず、一つ、エヴァを造り出したのは君のお母さん、碇ユイだ。」
新世紀エヴァンゲリオン2より引用
しかしながら、この頃の碇ユイは、冬月の評価を借りれば、未だ理想に先走る”若造”であり、大局を見ながら思慮深く行動するという冷静さはまだありません。彼女が人類の未来の為に、ゼーレの計画を阻止しようと「箱舟計画」を始めるのは、シンジを懐妊してからになります。
リツコ「彼女はサードインパクト後でも人類を生き延びさせるために、箱舟計画を思いついた。」
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用
同じころ、碇ユイとゼーレの関係を知る六分儀ゲンドウ(後の碇ゲンドウ)が、ゼーレにアクセスするために、碇ユイに近づき、二人は交際を始めます。
冬月「だが彼は、ユイ君の才能とそのバックボーンの組織を目的に近づいたというのが仲間内での通説だった。」
冬月「その組織は、SEELEと呼ばれるという噂を、その後耳にした。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用
この頃のゲンドウの目的は、ユイを利用して、ゼーレのメンバーになることであり、碇ユイへの強い執着はまだありません。
一方、冬月は碇ユイに惹かれていきますが、潔癖症である冬月は、教員である立場上、その思いは碇ユイに伝えられませんでした。それどころか、自分自身にも嘘をつき、彼女への欲情を抑圧しています。やがて、冬月はと碇ユイは、二人で山登りをするような、親密な仲になりますが、碇ユイからゲンドウと交際していることを聞き、落胆します。
ユイ「はい、六分儀さんと、お付き合いさせていただいてます。」
冬月:「それを聞いた時、私は驚きを隠せなかった。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用
冬月は、碇ユイへの感情を抑圧しているため、失恋したという事実も受け入れられず、これ以降、自分に言い訳を作りながら、碇ユイを追い続けます。一介の大学教員でしかない冬月は、諜報員さながらに、ゲンドウを追い、ゼーレについて調べ、実際には、その先にいる、碇ユイを追い続けます。
冬月「君の資産、いろいろと調べさせてもらった。子供の養育に金はかかるだろうが、個人で持つには額が多すぎないかね?」
新世紀エヴァンゲリオンより引用
ゼーレ
ゼーレは、中世暗黒時代に誕生した秘教秘密結社であり、元々は、宗教教団でした。
ゼーレ:非公開情報
中世暗黒期に誕生した、秘教秘密結社。元は、宗教教団であった。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用
資料には明確に記載されていませんが、恐らく、アダムの死海文書を写本した、宗教集団を起源に持つものと思われます。
死海文書:最深度情報
それまでゼーレ自身は、断片的にその内容を知り、存在を信じていたが、まさか実在し、意味ある予言が記され、
完全に近い形で出てくるとは、思ってもいなかったのである。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用
1900年中頃には、最後の抵抗勢力を排除し、世界を裏から支配する隠然たる勢力となっています。
ゼーレ:非公開情報
ゼーレはゆるやかに、しかし確実に勢力を伸ばし、ついに1900年代中頃には、最後の抵抗勢力を叩き潰して、人類世界を裏から支配する隠然たる勢力となった。これは2015年現在も続いている。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用
そのため、国連や各国政府はすべて表向きのものであり、実際にはゼーレが世界を支配しており、