【エヴァ】6章 碇ユイの箱舟計画とは

キョウコは、夫が不倫をしていたことを知っていたため、夫に関わる汚れた記憶を捨てて、最愛の娘であるアスカを愛する母性だけを以てエヴァに残ったと考えられます。

ユイとキョウコ、どちらのケースも人類を独善的に神へと導こうとするゼーレから、子ども達を守ろうとした、「母親たち」のささやかなレジスタンスだったと言えるかもしれません。結果的に、碇シンジと惣流アスカはサードインパクトの滅びから、母であるエヴァによって守られることになります。

このような接触実験は他にも行われましたが、ヒトの魂のデジタル化は最後まで成功せず、エヴァには母親達のオリジナルの魂が宿されることになります。三号機のコアには、後にシンジのクラスメイトとして登場する、鈴原トウジの母親の魂が宿っています。

これまでの失敗から、ヒトの魂のデジタル化は諦められ、ダミーシステムでは、ヒトの魂ではなく、「設計者」である、渚カヲルや綾波レイの人格のコピーとクローンの肉体が使われることになります。

レイ「ダミープラグの基となっているのは私。」
キョウヤ「ダミープラグの基とはもしかするとー碇シンジが見たという『綾波レイ』の形をしたもの・・・?」
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用

碇ゲンドウの決意

ゲンドウが碇ユイと交際を始めたのは、元々、ゼーレの有力者の子息である碇ユイを利用して、ゼーレに近づくためでしたが、

碇ユイ:最深度情報
碇ユイは、ゼーレの有力者の子女の一人であり、ゼーレの計画を、それなりに理解出来る立場にあった。ゲンドウはそれを知っており、ユイに近づいた。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用

彼女と出会う前のゲンドウにとって、他者は自分を傷つける存在でしかなく、他者に対して心を閉じていました。しかし、碇ユイと交際するに従い、徐々に他者に対しても心を許すようになります。そして、息子シンジの誕生によって、碇ゲンドウの目的は家族へと変化していました。

ところが、碇ユイの消失によって、彼は再び世界を拒絶します。

カヲル「ただ、逃げてるだけなんだ。自分が傷つく前に、世界を拒絶している。」
ユイ「人の間にある形もなく、目にも見えないものが。」
レイ「怖くて、心を閉じるしかなかったのね。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

事故後、1週間姿を消していたゲンドウは、冬月の前に現れ、「人類補完計画」をキール議長に提唱したことを告白します。実際には、ゲンドウはゼーレの「人類補完計画」をはじめから実現する気はなく、ゼーレを利用して、碇ユイと再会を果たすことを目指します。

キール「あの男は己のエゴに従って、人類の未来を歪めようとしているだけだ。自らの手でサードインパクトを引き起こし、エヴァンゲリオンに取り込まれた妻、碇ユイとの融合を画策している。狂人の戯言としか思えまい。」
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用

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