【エヴァ】7章 ゼーレの人類補完計画の目的

ゼーレの計画は失敗します。このあたりは、サードインパクトや渚カヲルの章で詳しく述べたいと思います。

エヴァの円環の世界について

ゼーレは人為的にサードインパクトを早めたり、自らが選別した魂だけを補完しようとしていますが、基本的には自然発生するサードインパクト、つまり、第一始祖民族が計画したものと大きく変わりはありません。この第一始祖民族の計画では、始原の存在に戻った魂は、再び個別の肉体を得ることになり、その後、新たなインパクトによって、始原の存在に再び戻るというプロセスを繰り返します。

KYOYA「それ以外の存在に変種するより、生命の根源に回帰して新たに生まれ変わる時を待つ。」
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用

テロップ:心の壁、A.T.フィールドが解き放たれ
ヒトはヒトたる姿を失った。
しかしいつかまた、ヒトはヒトであることに目覚め
そして己を取り囲む心の壁に苦しみながら命の道を歩むだろう。
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用

つまり、人は”個別化”と”単一化”を繰り返すことが計画されており、新劇場版では円環と呼ばれます。

カヲル君「碇ゲンドウ、彼が今回の補完の中心、円環の元だ。」
シン・エヴァンゲリオン劇場版より引用

漫画版や小説版でも円環の設定は共通しており、小説版では、神の実験とされています。

「実験ステージの再生・・・スタートから初めて数億年掛かる補完計画本来の時間タームを、再開まで四千四百年に短縮する世界機構ーー」
山下 いくと; 柏原 康雄. エヴァンゲリオン ANIMA 2 (DENGEKI HOBBY BOOKS)

この個別化と単一化をエヴァの世界では、精神分析学で使われる、リビドーとデストルドーという言葉で表しています。リビドー(生への欲動)とは、他者が存在する世界、つまり、ヒトが個別化された世界への欲動を意味し、デストルドー(死への欲動)とは、他者が存在しない世界、つまり、ヒトが溶け合った世界に戻ることへの欲動を意味します。第一始祖民族の計画は、このリビドーの世界とデストルドーの世界を繰り返すものであり、ヒトは神から別れ、再び、神に戻るというプロセスを繰り返すことになります。

終わりに

いかがでしたか。今回はゼーレの人類補完計画について考察しました。次章では、全部で3つある人類補完計画の内、最後の計画となる、ゲンドウの人類補完計画について考察したいと思います。いつものことながら、今回の動画も間違いが多いと思いますので、コメント欄でお教えいただければ嬉しいです。また、気に入っていただけましたら、共有やコメントしていただけると励みになります。それでは、また次章でお会いしましょう。

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