【エヴァ】8章 ゲンドウの人類補完計画

心の補完は個人の意志に任せていたようです。しかし、ゲンドウは碇ユイのようにヒトの生きる強さを信じていないためか、補完計画によって、人為的に心を補完しようとしたようです。

冬月「では、人類補完計画は・・・。人工的に人類をこのステージへ導くもの・・・か。」
碇ユイ「それは、もう一歩先の段階になります。ですが、あの計画がなかったとしても、一人一人に気付きがあれば、いずれここへ来る事になります。ここは、全ての意識と交じり合う場と共に、冬月先生・・・あなたの中に存在する場所です。」
新世紀エヴァンゲリオン2より引用

冬月「人々を導く必要など無いのだろう。選べばよいのだ、自分自身で。」
新世紀エヴァンゲリオン2より引用

しかしながら、ゲンドウにとって、心の補完は第一目的ではありません。ゲンドウにとって、最も重要な目的は、碇ユイとの再会です。

ゲンドウの野望:非公開情報
ゲンドウは、神への道(=人類補完計画)を目指すふりをしながら、その実態は、死んだユイと再会することを目的としている。ゲンドウが初号機にこだわり、初号機によって神への道を開こうとしていたのは、その一点に拘っていたからである。
新世紀エヴァンゲリオン2より引用

碇ユイは初号機と同化しており、彼女の意志により、サルベージ計画にも失敗しているため、ゼーレの補完計画が成功したとしても、エヴァのA.T.フィールドに守られている碇ユイの魂が補完できる確証はありません。

キール「あの男は己のエゴに従って、人類の未来を歪めようとしているだけだ。自らの手でサードインパクトを引き起こし、エヴァンゲリオンに取り込まれた妻、碇ユイとの融合を画策している。狂人の戯言としか思えまい。」
シークレット オブ エヴァンゲリオンより引用


以上の理由から、ゼーレの計画では、ユイに再会できない可能性があるため、ゲンドウは碇ユイとの物理的同化を目指しています。また、思想的には碇ユイに賛同している冬月も、碇ユイと再会する為にゲンドウに協力します。

ここから、ゲンドウの人類補完計画について、具体的な方法を見ていきます。

使徒殲滅については、ゲンドウとゼーレは一致しています。そのため、すべての使徒を殲滅するまでは、表面上、ゲンドウはゼーレに従っています。しかし、ゲンドウはゼーレに悟られないように、水面下で自らの計画を遂行しています。使徒殲滅までに、ゲンドウは槍の排除、初号機の覚醒、アダムの胎児の獲得を為さねばなりません。

ゼーレにとって、ロンギヌスの槍は重要なキーアイテムですが、リリスに還ることを望まないゲンドウにとっては、槍は必要ありません。むしろ、自ら神となるゲンドウにとって、唯一、神を殺せるロンギヌスの槍は脅威となるため、ロンギヌスの槍の排除が計画の一つとなります。

ゲンドウ「だがわれらの願いを妨げるロンギヌスの槍はすでにないのだ。まもなく最後の使徒が現れる。それを消せば願いがかなう。もうすぐだよ、ユイ。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

初号機の覚醒はユイを神へと至らせるため、そして、アダムの胎児はゲンドウを神へと至らせるために、それぞれ必要になります。碇ユイが目覚めることにより、碇ユイは自らの意思で、初号機を動かすことが可能になり、S²機関を獲得することで、エヴァに欠けているものは全て揃い、初号機は神に等しき存在となります。

SEELE「S2機関を自ら搭載し、絶対的存在を手にしたエヴァンゲリオン初号機!」
SEELE「われわれには具象化された神は不要なのだよ。」
キール「神を作ってはいかん。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

そして、ゲンドウを神へと至らせるために必要になるのが、設計者である綾波レイとアダムの胎児です。ゼーレが魂を導くためのナビゲーターとして、設計者である渚カヲルを用意しているのに対して、

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