【エヴァ】9章 碇シンジはなぜ他者を回避するのか

碇シンジはなぜ他者を回避するのか

ミサトを怒らせるような態度や言動を取り続けます。

ケンスケ「感情ムキ出しにしちゃって、葛城さんにもワザと逆らってるみたいだったし。なんてゆーか、母ちゃんに反抗してる、だだっこみたいってゆーか。」
新世紀エヴァンゲリオン 2巻 漫画/貞本義行 原作/GAINAX より引用

その結果、ミサトはシンジに苛立ち、二人は一度決別します。しかし、それでもミサトはシンジの行動の意味を理解し、里親のところに帰るシンジを追いかけます。

ミサト「たいがいの子どもが初めて自分の力でする行動って保護者への「反抗」でしょ。自我の存在の確認ー同時に保護者にとっての試練でもあるのよー」
新世紀エヴァンゲリオン 5巻 漫画/貞本義行 原作/GAINAX より引用

ミサト「ヤマアラシのジレンマか。身を寄せるほど相手を傷付ける、こういうことか…あの子、ああいう言い方でしか自分の気持ちを伝えられないんだわ。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

この衝突を経て、ようやくシンジはミサトに心を開き、苛立たせるような会話をしなくなります。

基準3:「恥をかかされる、または嘲笑されることを恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示す。」

(3) 恥をかかされる、または嘲笑されることを恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示す。
「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」より引用
編集:American Psychiatric Association
出版社:医学書院

友人や恋人と楽しむことよりも、嫌われるのではないか、見下されるのではないかということが基準にあるため、積極的に自分の過去や、将来についての展望、悩みや興味など、自分の内面については話そうとはしません。シンジはミサトやクラスメイトなど、親密な関係の人たちであっても、基本的には遠慮しがちであり、積極的に自分のことを話すことはありません。特にパーティなど、大人数で会話をする状況を好みません。

ミサト「まだだめなの?こういうの?」
シンジ「いえ、ただ苦手なんです。人が多いのって。なんでわざわざ、大騒ぎしなきゃならないんだろう。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

基準4:「社会的な状況では、批判される、または拒絶されることに心がとらわれている。」

(4) 社会的な状況では、批判される、または拒絶されることに心がとらわれている。
「DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル」より引用
編集:American Psychiatric Association
出版社:医学書院

目立つ行動を取ると、他者から攻撃されたり、拒絶される可能性があるため、内気で、静かで、目立たないような行動をとります。

シンジ「僕は今まで、他人と接するのが怖かった。傷つくのが怖かったんだ。ずっと逃げてた。他人から・・・。そして、自分から。」
新世紀エヴァンゲリオン2より引用

そして、他者の顔色を伺い、相手に従順な態度を取ります。

アスカ「ううっ!そうやってすぐ謝って!ほんとに悪いと思ってんの?」
シンジ「うん…」
アスカ「シンジってなんだか条件反射的に謝ってるように見えんのよね~。人に叱られないようにさ!」
シンジ「ごめん。」
新世紀エヴァンゲリオンより引用

自分が正しいと思うからではなく、こうすれば他人に怒られない、

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